“夢”市場の売り手と買い手。そして「叶える」人、「語るだけ」の人。

夢を持つ
夢を語る
夢を追いかける

「夢」とは魅惑的に響く言葉。もしかして、今、このモノ余りと情報過多の世にあって、一番の売れ筋商品は、この「夢」なのかもしれない。しかも、この商品、尽きることなく売り続けることが可能。つまり、夢が夢である所以は、それが叶っていないからであり、夢という言葉に心惹かれる者は、叶わぬ夢が叶うと聞かされれば、いとも簡単に攻略されてしまうものだから。

夢を持たない者は、夢を持っていると思しき人に憧れる。おそらくそれは、夢を持たない者は、自分自身をつまらないと思っているから。
夢を語れない者は、夢を語っているように見える人を羨む。おそらくそれは、夢を語れない者は、自分自身を面白くないと思っているから。
夢を追いかけられない者は、夢を追いかけているような姿の人を妬む。おそらくそれは、夢を追いかけていない者は、自分自身をあきらめているから。